広沢号をADSLパソコンとするための大改造の苦心3日間

        ヤフーBBが出来るように広沢号を改造する
H17-08-12
【経緯】 20日くらい前だが、広沢さんから電話があった。「ヤフーから電話があり、三ヶ月間無料サービスをするので、ヤフーBBに入会して欲しい」との要請があり、結局承知した。直ちに、まず、USB接続のLANアダプタが送られてきて、つぎに別便でADSLモデムが送られてきた。

ADSLモデムとUSBのLANアダプタを接続し、これをパソコンと接続してみたが全く動かない。インターネットが見られるように改造してもらいたい」とのことである。

LAN接続にはアダプタが必要であり、また、ヤフーを見るためには接続設定をしなければならないことを説明し、パソコンを持ってくるように指示する。期日は8月10日午後2時とした。

H17-08-10 14:00〜15:30 受講
【広沢号仕様】 1999年8月10日組立完了、
  基板はSOYO SY-5STM、
  CPUはPentium200、
  メモリは32MB、
  ハードディスクは6.4GB

丁度本日でピッタリ5年経過したパソコンである。現在の塾標準は、CPUで2.4GHzなので12倍、メモリは256MBなので8倍、ハードディスクは80GBなので12倍である。OSはWindows98の初版である。残念ながら速度は遅く、容量は小さい。

【稼動テストとヤフーのインストールCDの試用】
稼動すると、最初は正常に立ち上がらなかったが、自宅では普通に動いていたというので再起動を繰り返したところ、順調に立ち上がった。

ヤフーから送られてきたUSB接続のLANアダプタは、I/O製のUSB ET/TX-Sという名称のアダプタである。ドライバは付属していたかと聞いたが、なにもそのようなモノは無かったという。(後ほど調べたらフロッピーで付属していた。しかし、これは使わないで、ドライバはインターネットから取り、解決した)

ままよ、このLANアダプタをドライバのないまま取り付け、ヤフーのCDを入れて立ち上げてみる。まずはパソコンの設定を調べるという項目となる。

調べた結果は「メモリが31MBと少ない。64MBは最低欲しいがインストールには差し支えないので、このままインストールを続ける」のメッセージが出たが、その次に「CPUが199MHzと少ない。すくなくも433MHzは欲しい。しかし、インストールは出来るのでこのまま継続する」というメッセージが出る。そのまま、インストールを続ける。

しばらく後、「LANアダプタのドライバがまだ入っていない。これをインストールしてから、再度ヤフーのインストールを行え」というメッセージが出て、それ以降はインストールが進行しない。インストールCDといえども、ドライバは持っていないことが判明した。このため、安易にインストールは出来ない。通常の手作業でインストールしなければならないことが分かった。
以上で受講の時間は終了した。なかなか手ごわいので、2−3日必要かもしれない。このため、入院となり、広沢さんは帰宅した。

8月10日 水曜日 15:30〜19:30 4時間

【Ghostでの丸ごとバックアップ】
万一、HDDが破壊してしまうこともあるので、念のため、別個20GB-HDDHDDを新しく準備し、広沢号6GB-HDDHDDの内容を丸ごとバックアップする常道を採ることとした。広沢号6GB-HDDは6.4GBだが、別個20GB-HDDとして20GBのものを準備する。

【その結果】
OSがWindows98の初版だったため、20GBのHDDを接続したのだが、OSと基板の関係から540MBしか認識しない。このため540MBしか使えなかった。OS自身が500MBもあるので、これで一杯、HDDのフルになってしまって失敗。


【別個20GB-HDDHDDを三分割する】
20GBであっても、Windows98の第1版では、HDDも8MBまでしか認識しないはずである。このため、20GBの別個20GB-HDDを三分割することにして、FDISKを用いて6+7+7GBの三つに分割した。その第一分割した第一パーティションをFormatした。

何分割が良いか、いくつか試行錯誤してみる。このため、時間がかかった。
三分割に決める。6+7+7GBとする、第一パーティションだけFormatした。

Ghostで広沢号6GB-HDDを別個20GB-HDDにコピーする。

別個20GB-HDDを起動してみる。やはり、英語の文字がでる。3回Enterすると起動がすすむ。そのあと、ファイルが一つ無いとのメッセージが出て立ち上がる。

I/OのUSB ET/TX-SのLANパーツのドライバをインターネットで検索し、入手した。
これを使ってドライバをインストールする。定法どおりでインストできた。何の設定もすることなくすぐヤフーBBにも接続できた。これがヤフーの良いところである。

しかし、英語のエラーメッセージは好ましくない。これを無くするにはWindows 98 を上書きするより仕方がない。Win 98 初版のインストを検討する。

まずは safe mode での立ち上げを繰り返す。また、このとき、はじめに組み込んだLANカード用のドライバも削除した。しかし、英語のエラーメッセージは相変わらず姿を見せる。

この英語のメッセージが一度だけであるが、このとき、日本語のエラーメッセージとして現れた。いくつかのDLLlのファイルが読み込めないというものである。この読み込めないファイルが3つあり、このため、Enterを三回押さなければならなかったのである。

【上書きを試みる】
Win 98初版の上書きを試みる。まずは修復インストールを試みる。しかし、結局画面や音源のドライバはなくなるのであり、中途半端になるような気がする。

完全な上書きを実行してみる。しかし、途中で考えが変わった。まえの古いファイルをもっていれば、完全に治らないかも知れない。いっそのこと、すべてフォーマットしてから新しく、Win98をインストしようとこころみる。

Windows Me のインストールを試みる】
Windows MeのCD-ROMをいれる。BIOSを CD-ROM, HDD, A:に設定するが、CD-ROMが起動しない。

Windows98の起動ディスクを立ち上げて、Win MeのCDを読ませようと思ったが
CD-ROMを認識しない。何遍もトライするがダメ。

あきらめて、CDを出そうと、CD-ROMドライブを開く。Windows MeのCDの下に、シリアルナンパーを書いたメモがあり、これでCD-ROMを認識しなかったのだ。ガッカリ。CDを認識しなかったわけだ。

Windows Me の上書き】
Windows MeをWindows 98に上書きしようとしたが、upgrade用のWindows Meでないので、アップグレードはできないとのメッセージが出る。せっかく、インターネットまで接続するように設定したWindows 98のシステムだ。惜しくて残念だが、完璧にするため、結局全部フォーマットして Windows Me をインストールしなおすこととする。

Windows Meの新規インストール】
まず、別個20GB-HDDをフォーマットし、その後Windows Me をインストールする。次にUSB ET/TX-S のドライバを入れ、インタネ接続は完了した。
まだ、ビデオドライバがないので画面設定はできない。生方さんに電話連絡して明日持ってきてもらうこととした。

8月11日 木曜日 20:00〜21:00  1時間
【ビデオドライバおよびサウンドドライバのインストール】
16:20 広沢さんがビデオドライバ、Word 2000のCDなど一式をもってきてくれた。
別個20GB-HDDHDDにビデオドライバを入れる。
SOYOの基板のCDからではビデオドライバがインストールできないで、手動で今までの経験から様々な手法を使い、無事インストールできた。

サウンドドライバ、Word 2000のインストール】
サウンドドライバはCDからの起動で簡単にインストールできた。ワード2000もインストールする。

8月12日 金曜日 8:30〜10:00 1時間30分
【広沢号6GB-HDDの文書・画像を別個20GB-HDDに移す】
広沢号6GB-HDDには、ワードの文書、デジカメ画像があるが、マスターとして正常な起動ができない。このため、別個20GB-HDD Windows Me をインストールしてマスターとし、新しいサラなしステムを構築した。
広沢号6GB-HDDの文書・画像だけを別個20GB-HDDに移動させなければならない。

【広沢号は広沢号6GB-HDDを認識しない】
広沢号に、別個20GB-HDDと広沢号6GB-HDDを接続し、別個20GB-HDDからMeを起動、文書等を別個20GB-HDDにコピーしようとしたが、広沢号6GB-HDDを認識しない。

【66号機は広沢号6GB-HDDを認識しない】
Windows XPの常用マシンである66号機に広沢号6GB-HDDを66号機の付属HDDとして取り付け、広沢号6GB-HDDの文書等をコピーしようとした。しかし、66号機は広沢号6GB-HDDを認識しなかった。

【17号機は広沢号6GB-HDDを認識】
Windows98としての常用マシンである17号機に広沢号6GB-HDDを66号機の付属マシンとしてとりつけた。17号機は広沢号6GB-HDDを認識した。これで、広沢号6GB-HDDのマイドキュメントおよびデジカメ画像ファイルを17号機に取り込むことができた。

広沢号を立ち上げ、今取り込んだ17号機の文書および画像を、別個20GB-HDDに文書・画像を取り込むことができた。

8月12日 金曜日 14:00〜17:30 3時間30分
【ヤフーの設定】
ヤフーから送られた設定用のCDを使い、ヤフーの設定およびメールの設定を行った。

01 Yahoo! BB へようこそ!のCDを起動する。
   1 パソコンの自動診断、2 パソコンの設定、3 モデムの設定、4 イン
    ターネットへの接続、5 メールの設定
02 使用記録を読む
03 実行中のアプリケーションを終了させる
04 郵送された「Yahoo BB/BBフォンサービスご登録情報」を準備
05 氏名:広沢清子、
   申込電話番号:027-288-9099
   カスタマーID 20050700084059
   Yahoo! JAPAN ID gqpnq833
   以上4項目を入力
06 パソコンは自己診断を行う。OS、CPU速度、CPU型番、メモリ、
   ディスク領域、システムディスク領域など
07 お客様のパソコン環境について
   CPU速度は199MHzであり、466MHz以上を推薦するとの診断結果である
08 Yohoo! BBサービスに必要なソフトウェアの設定を行う
09 パソコンがノートパソコンかデスクトップパソコンか知らせる
10 トリオモデム12M、トリオモデム26M、トリオモデム3-Gのいずれかをヤフー
に報告する。
11 モデムの接続先情報を設定する。
   パソコンとモデム間の接続の設定を行う。
12 Yahoo ! BBサービスに接続され、モデムの設定を完了する。
13 メールとインターネットの設定を行う。
   メール(Outlook Express) と インターネット(Internet Express)の設定を行う。
14 Yahoo! JAPAN にログインする。
   Yahoo! JAPAN ID および パスワードを入力する。
15 パスワードを忘れたときのために、秘密の質問に答える。
   秘密の質問「応援しているチームは?
      回答 巨人
   生年月日 1949年 8月 18日
   郵便番号 371-0105
   性別   女性
   事務職、サービス業

16 ヤフーから送信するPR情報が必要かどうかの確認
   必要なしと返事をする
17 Yahoo !JAPAN登録の完了のお知らせ
   メールアドレス、アカウントなどの通知
18 メールとインターネットの設定
19 設定レポートの送信
20 Yahoo!ウォレットに登録
   登録するかどうかの選択なので、「登録しない」こととした。
21 終了してよいかの確認が出る。「終了」をクリック。

【別個20GB-HDD のデータを広沢号6GB-HDDにコピーする】
上記までの操作で構築した別個20GB-HDDのすべてのファイルを、広沢号6GB-HDDに丸ごとバックアップする。これにより、HDDは最初からの広沢号6GB-HDDとすることができた。

【さらにソフトをインストールする】
カメディア2.0、およびPicture Stationのインストールを行った。以上で別個20GB-HDDの構築は終了した。

【別個20GB-HDDの内容を広沢号6GB-HDDに丸ごとコピー】
すべてのインストールを終了した別個20GB-HDDの内容を広沢号6GB-HDDに丸ごとコピーを行った。別個20GB-HDDをケースから外し、広沢号6GB-HDDをケースにセットして作業は終了した。
8月10日 水曜日 15:30〜19:30 4時間
8月11日 木曜日 20:00〜21:08 1時間 
8月12日 金曜日 08:30〜10:00 1時間30分
8月12日 金曜日 14:00〜17:30 3時間30分